非遺伝性ミオパチー

非感染性炎症性ミオパチー

5.非特異的筋炎

多くの集計で筋生検にて炎症性筋症と診断された例の15から25%が非特異的筋炎と診断されている。筋線維の変性または軽度の炎症、MHC Class I抗原の異常発現があるものの、診断基準に照らして特定の筋炎に該当しない例である。数が多いだけに、この群の分析は臨床的にも病理学的にも、きわめて重要な課題である。未知の抗体、未知のオーバーラップ病態など可能性は多々あるが、中には炎症性疾患と断定できない例も存在する。

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