⑦ パラフィン浸透

組織に薄切可能な硬度を与えるために組織にパラフィンをしみ込ませる。

使用するパラフィン

※ パラフィンは融点が高いものほど硬くなるため薄く切ることができるが、ブロックはもろくなる。そこで硬パラフィンに再生パラフィンをまぜることで粘性を出す。

硬パラフィン(融点56〜58℃)再生パラフィン
硬パラフィンと再生パラフィンは60℃溶融器内で常に溶けた状態にしておく。
60℃溶融炉
60℃溶融炉に硬パラフィンと再生パラフィンを等量ずつ注ぎ入れる。

方法

  • パラフィンⅠ〜Ⅳ槽まで準備する(パラフィンを溶かして4つの広口の容器に入れ60℃に設定した溶融器に入れておく。蓋はいらない)
  • クロロホルムから取り出した組織片を濾紙でぬぐってから、パラフィンⅠ槽に入れる。
    以降、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ槽に順に入れていく。
  • パラフィンⅢ槽に入れた後、パラフィン真空包埋装置によって減圧処理を20分から1時間程度行う。
    その後にⅣ槽に入れる。
  • 減圧処理により組織中の中間剤が除去される。

パラフィン浸透時間の目安

パラフィン浸透行程

使用液組織のサイズ
パラフィンⅠ
パラフィンⅡ
パラフィンⅢ
パラフィンⅣ

パラフィン液の交換