動画でまなぶ染色態度 一覧
ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色
- ヘマトキシリン・エオジン(HE)染色は、ヘマトキシリンで核を青色に、その他の多くの成分をエオジンでピンク色に染める。
クリューバ・バレラ(KB)染色
- ルクソールファストブルー(LFB)によって髄鞘を、クレシルバイオレットでニッスル小体を染める二重染色。
- 髄鞘は最初にLFBでエメラルドグリーンに染まるが、クレシルバイオレットの色が重なることで青色になる。
- 神経細胞の核およびニッスル小体はクレシルバイオレットで青紫色に染色される。
ルクソールファストブルー染色
- LFBが髄鞘の構成成分であるリン脂質・リポ蛋白と結合することでエメラルドグリーンに染まる。
ニッスル染色
- 神経細胞の核およびニッスル小体をクレシルバイオレットで青紫色に染める。
- 染色液のpHの値や分別時間によって染色像が異なる。
ボディアン染色
- プロテイン銀によって軸索、樹状突起を赤紫色に染色する。
- アルツハイマー神経原線維変化、ニューロピルスレッド、ピック病のピック球、多系統萎縮症のグリア細胞質内封入体など、線維成分の多い異常構造物を染色する。
ガリアス染色
- 正常成分は染色しない。神経細胞やグリア細胞におけるリン酸化タウの凝集体、または多系統萎縮症のグリア細胞質内封入体のリン酸化αシヌクレインの凝集体を黒色に染める。
核染色
ヘマトキシリン染色
- ヘマトキシリンは核酸と結合するため核酸が多く存在する、核小体、染色質、核膜、ニッスル小体などが青く染まる。
ケルンエヒトロート染色
メチルグリーン染色
メチレンブルー染色
ホルツァー染色
- アストロサイトの線維成分の増生であるグリオーシスを紫色に染色する。
- 正常構造は染まらない。
- 細胞質に線維成分が増生して膨れた肥はん型アストロサイトが染まる。
- アストロサイトの線維成分が棍棒状になったローゼンタール線維が染まる。