⑤ 脱水

水と混ざらないパラフィンを組織に浸透させるために、組織中の水分をアルコールと置き換えることによって組織から完全に水分を除去する。

方法

  • 70%アルコールに入れて1晩シェイカーなどでゆらす
  • 組織のサイズを大(大脳)・中(小脳)・小(脳幹、脊髄)に分ける
  • 広口の容器の底面に濾紙を2枚重ねして敷く
  • 容器にアルコールを満たしサイズごとに組織を容器に入れる
  • 脱水によって組織が縮む際に変形しないよう、それぞれの組織が平らな面に接するように容器内に配置する
  • シェイカーなどで震盪する
  • 1日に何回か組織を裏返し、両面から脱水が行われるようにする(組織が大きく縮む95%アルコールⅠの時は切面が下になるように置く)
  • アルコール濃度は低濃度から順次上げていく

脱水時間

脱水時間の目安

脱水行程

使用液組織のサイズ
70%アルコール
80%アルコール
95%アルコールⅠ
95%アルコールⅡ
95%アルコールⅢ
95%アルコールⅣ
100%アルコールⅠ
100%アルコールⅡ
100%アルコールⅢ
100%アルコールⅣ

脱水のポイント

切り出し直後の組織

100%アルコールにつけた後の組織。切り出し直後と比較すると組織が縮んでいるのが分かる。