最後に、繰り返しになりますが、この脳神経病理データベースの活用に関する基本的なコンセプトを提示します。ひとつは、病院や企業などの施設内の情報共有化やコンサルテーションとしての活用、また、共同研究グループとの情報交換をユビキタスに行うための活用、さらに、様々なレベルの教育・研修での活用です。一方で、ホールスライドイメージそのものを、人工知能による自動診断システムの現場に提供することも可能です。さらには、ホールスライドイメージの由来となった研究検体そのものを活用する基礎研究とのコラボレーションへのポテンシャルが高いと考えています。ご清聴ありがとうございました。