HOME > ベーシックコンテンツ:脳の細胞病理

以下に提示するものは、日本神経病理学会における第7回神経病理コアカリキュラム教育セミナー(H23.6.2)で使用したハンドアウトを改変したものです。また、一部の図は神経病理インデックス(新井信隆著、医学書院 2005年)のオリジナルデータを改変したものです。

1)脳病理白熱教室(はじめに)

神経病理の検索は基本的な知識を整理しておけば決してハードルの高いものではない。神経病理の検索で観察対象となる細胞・組織は、神経細胞(軸索、樹状突起も)、アストロサイト、オリゴデンドログリア(髄鞘を形成する)、脳室上衣細胞、ミクログリア、マクロファージ、血管、脳軟膜・硬膜、そして、細胞間隙の基質(ニューロピル)である。それらに生じる病変を系統的に整理しておけば神経病理がもっと身近になる筈である。これから解説する項目をひとつづつ潰して学ぶことにより、“もしかすると脳病理に詳しくなったかも”と感じるだろう。そうなれば、脳病理の勉強にドライブがかかり、自身の頭の中も知的好奇心で白熱してくること請け合いである。

  1. 神経細胞(部位によって形態が違う)
  2. 神経突起(軸索・樹状突起、有髄・無髄)
  3. アストロサイト
  4. 脳室上衣細胞
  5. オリゴデンドロサイト(線維束内、衛星など)
  6. オリゴが形成する髄鞘
  7. ミクログリア
  8. 血球由来成分(各種血球、マクロファージ)
  9. 間葉系細胞(血管、髄膜、結合組織)

整理して勉強すれば意外に簡単

組織破壊による反応性変化のバリエーション

goto_top