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10)オリゴデンドログリアの病変

オリゴデンドログリアは髄鞘を作る細胞である。脳浮腫で細胞質が膨化する傾向がある。アストロサイトとともにウイルス感染し核内封入体が特徴な疾病がある(JCウイルスによる脳炎)。また、アストロサイトと同様、細胞質内、突起内にリン酸化タウの蓄積病変が知られている。

一方、多系統萎縮症ではオリゴデンドログリアの細胞質内にシヌクレインの凝集があり、診断的価値が高い。ガリアス染色では黒色に驚くほど明瞭に染まる。

オリゴデンドログリア内の蓄積物