日常業務での技術・知識の向上、後進技師の育成(技術の伝承)、地域医療への顕著な貢献というさまざまな活動が評価・表彰される機会が少ないなかで、サクラ病理技術賞は病理学的検査・技術に関する活動を支援する独自の報奨制度として、2008年に創設された。
神経病理解析室の関絵里香・主席基盤技術研究職員は、医療の地域間格差をなくすために、人の脳標本作成の知識・技術を発信する活動に携わってきた。そのための環境整備としてウェブサイトの立ち上げや講演活動を行ってきた。また、知識・技術を共有する場として神経標本技術フォーラムを企画し、第58回日本神経病理学会にてフォーラムを開催した。その行動力が評価され第11回サクラ病理技術賞奨励賞の受賞にいたった。
https://www.sakura-finetek.com/news/pressreleases/20190422