IDH1またはIDH2変異と1p/19q共欠損を伴うびまん性浸潤を呈する膠腫で、基本的にOligodendrogliomaと一連の腫瘍だが、退形成性変化を伴う。WHO grade III。同一の腫瘍内にgrade IIとIII相当の像が混在することもある。
Oligodendrogliomaの組織像に加え、強い核異型や細胞密度の増加、核周囲のhaloの消失など退形成性変化を呈する。特徴的な所見として微小血管増生や核分裂像増加(強拡大10視野あたり6個以上)が挙げられる。壊死はgrade IIでも見られる。膠芽腫に近い形態を呈することもあるがIDH変異と1p19q共欠損を認める場合はこちらの診断とする。
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