脳腫瘍病理 TOP > びまん性星細胞系および乏突起膠細胞系腫瘍

1. びまん性星細胞系および乏突起膠細胞系腫瘍
Diffuse astrocytic and oligodendroglial tumors

総説
びまん性星細胞腫
肥胖細胞性星細胞腫, IDH変異
退形成性星細胞腫
膠芽腫
巨細胞膠芽腫
膠肉腫
類上皮膠芽腫
びまん性正中膠腫, H3 K27M変異
乏突起膠腫
退形成性乏突起膠腫
乏突起星細胞腫
退形成性乏突起星細胞腫膠腫
WHO grade III(WHO2016におけるgrade)

退形成性星細胞腫
Anaplastic astrocytoma

びまん性星細胞腫と類似した形態を示すが、局所的あるいは広範に退形成や高い増殖能を示す星細胞腫。IDH変異型とIDH野生型がある。組織学的には退形成性(びまん性星細胞腫に比べ強い核異型や細胞密度の上昇を呈する)および高い増殖能(Ki-67の標識率が5~10%、核分裂像は生検検体では1個でもあれば有意、大きい検体では数個程度)が診断基準となる。微小血管増生や壊死がある場合はGrade IVにする。

Olig2陽性 Ki-67の標識率は5~10%程度

Zoomify

* 画像をクリックすると別窓が開いてZoomify画像を見ることができます

 ページの先頭へ
© IGAKUKEN [Neuropathology Database]