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1. びまん性星細胞系および乏突起膠細胞系腫瘍
Diffuse astrocytic and oligodendroglial tumors

総説
びまん性星細胞腫
肥胖細胞性星細胞腫, IDH変異
退形成性星細胞腫
膠芽腫
巨細胞膠芽腫
膠肉腫
類上皮膠芽腫
びまん性正中膠腫, H3 K27M変異
乏突起膠腫
退形成性乏突起膠腫
乏突起星細胞腫
退形成性乏突起星細胞腫膠腫
WHO grade II(WHO2016におけるgrade)

肥胖細胞性星細胞腫, IDH変異
Gemistocytic astrocytoma, IDH-mutant

びまん性星細胞腫の亜型はWHO第4版(WHO 2007)では3種類(原線維性星細胞腫、原形質性星細胞腫、肥胖細胞性星細胞腫)分類されていたが、WHO改訂第4版(WHO 2016)では肥胖細胞性星細胞腫, IDH変異型のみが残った。肥胖細胞とは好酸性の細胞体を特徴とし、肥胖細胞型の腫瘍細胞が20%を超える場合には本亜型の診断とする。MIB-1 indexは5-10%程度。他の亜型と比べて浸潤性の性格が強く、anaplastic astrocytomaへ悪性転化しやすい。WHO grade II。

Olig2陽性 Ki-67標識率は5-10%とやや高い

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