Anaplastic oligodendroglioma, IDH-mutant and 1p/19q-codeleted

核周囲明庭を有する異型細胞がびまん性に増殖している。悪性度が高くなるにつれ核周囲明庭は目立たなくなる。退形成性の指標として、核分裂像(6/10HPF)あるいは微小血管増殖が挙げられ、本症例では核分裂像は目立たないが微小血管増殖を有意としてAnaplastic oligodendrogliomaとした。
本例では壊死も確認される。Oligodendrogliomaの場合、壊死はgrade IIでも生じることがあり、退形成性(grade III)の指標とはならない