再包埋

大型パラフィンブロックが経年劣化により大きく曲がってしまいました ; _ ;

曲がってると薄切しづらいんだよねー x _ x

そんな時はっ!
再包埋をしてブロックを作り直します。

大型パラフィンブロックの中には経年劣化により大きく曲がってしまうものがあります。
これは包埋が適切に行われなかったなどの複数の原因が考えられます。
曲がったブロックは薄切が困難です。そして曲がったまま無理やり薄切しようとしてもトリミングによって沢山の組織を失うことになります。
そのため、再包埋をしてブロックを作り直します。

再包埋前

再包埋後

再包埋

1 余分なパラフィンを除く
組織の周りにある余分なパラフィンを削る。
ブロック裏に番号などが書かれている時は、インクの成分が混ざらないように完全に取り除く。
2 包埋皿にブロックを入れ、ブロックが完全に浸るまで新しいパラフィンを入れる。
この時多めにパラフィンを入れると厚く曲がりにくいブロックが出来る。
3 周りのパラフィンが完全に溶けるまで60度の溶融器に置く。
(解析室では一晩置いている)
4 完全に溶けたら、薄切面が下になるように組織をおいて再包埋する。
包埋の方法はこちらを参照→「⑧ パラフィン包埋
5 再包埋後のブロックを成形する。

再包埋の注意点