アニメで復習

神経貪食現象

神経細胞が変性して破壊されると、その破壊産物を貪食するマクロファージが死んだ神経細胞の周りに集まり、掃除をしてくれます。このような現象を神経貪食現象と言います。ALSでは、一次運動野においてベッツ細胞の変性に伴って観察されます。

運動指令の伝導路と障害

神経解剖のチャプターでも紹介しましたが、一次運動野から筋肉へ至る運動指令の伝導路について概説します。ALSの病変の広がりを理解することができます。

軸索変性に続発する二次性髄鞘破壊

運動神経細胞の軸索の変性に伴い、その軸索を取り巻いている髄鞘も二次的に破壊されます。

髄鞘破壊に続発する脂肪顆粒細胞浸潤

軸索変性に続発する二次性髄鞘破壊の結果、脂質成分で構成されている髄鞘破壊産物を貪食するため、マクロファージが浸潤して、破壊産物を清掃することになります。それら脂質を貪食したマクロファージを脂肪顆粒細胞とも言います。