看護データベース

看護データベースからのご挨拶

ALS(筋萎縮性側索硬化症)において、運動機能障害以外の症状が生じることが明らかになりつつあります。

認知症を伴うALS(湯浅-三山型)は、1964年以降、日本から報告され、比較的知られるようになりました。2006年、TDP-43というタンパクの発見により、前頭側頭型認知症(FTLD)とALSの病理学的基盤には、共通性があることがわかりました。 このほか、いわゆる孤発性ALSであっても、血圧変動や自律神経障害などの非運動症状や合併症がみられることがあります。

私たちは、それらの症状について、

について、調査と対応の検討を続けています。

※ 経過には個人差があり、年数はあくまでも一例に過ぎないことをご了承ください。

現在進行形で取り組んでいる中ではありますが、お一人お一人の経過に学びながら、臨床神経学や神経経病理学的な根拠に基づいた検討を行っており、そこからわかったことについてご紹介していきます。

ALSの症状には、個別性が大きいとされ、すべての方に通じることではないかもしれません。ですが、まだ知られていないことが、あまりにも多い中で、今、ご療養されている方々とその支援者に、少しでも、参考になれば幸いです。

ALSでは、起こらないと言われていた症状(非運動症状や合併症)の主なもの