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CNS疾患病理 WebMicroscopy

アルツハイマー病
側頭葉
パーキンソン病
中脳
びまん性レビー小体病
大脳皮質
多系統萎縮症
基底核(扁桃体)
橋上部
小脳(水平断)
筋萎縮性側索硬化症
中心前回
内包
脊髄
多発性硬化症
大脳
中心性橋髄鞘融解
橋中部
化膿性髄膜脳炎
大脳
エイズ白質脳症
基底核
結核性髄膜炎
サイトメガロウイルス脳炎
大脳
プリオン病(ヤコブ病)
大脳
無酸素性脳症
小脳
陳旧性脳梗塞
基底核・島回
ラクナ梗塞
基底核
脳挫傷
側頭葉
脳幹部損傷
中脳
クラッベ病
脳幹
副腎白質ジストロフィー
大脳(後頭葉)
膠芽腫
膠芽腫
海綿状血管腫
大脳
胚芽異形成性神経上皮腫瘍
胚芽異形成性神経上皮腫瘍
進行性多巣性白質脳症
大脳

パーキンソン病(Parkinson’s disease)/中脳

黒質のドパミン作動性ニューロンが変性、脱落し、グリオーシスが形成される。神経細胞内の神経メラニンは崩壊した細胞から外部に放出され脱色素(depigmentation)を呈する。従って、肉眼的には黒質は正常の褐色調を失い、白っぽくなる。脱色素は青斑核でも生じるので青斑核でも肉眼的に褐色調が失われる。

神経細胞の脱落と伴に、細胞体の中には脳幹型のレビー小体が形成される。黒質の他、動眼神経核、青斑核、迷走神経背側核などの脳幹諸核に広汎に形成される。大脳ではマイネルト(Myernert)基底核、視床下部、扁桃核の神経細胞内にも形成されやすい。また、大脳皮質にも若干ながら皮質型レビー小体が観察される。末梢神経系では交感神経節、副交感神経節、腸管の神経叢、副腎にレビー小体は出現する。

細胞体内だけでなく、神経突起内にも形成される。細胞外に放出されたレビー小体も存在する。

レビー小体はα-シヌクレインン(synuclein)、ユビキチン(ubiquitin)に陽性である。これらの染色では、レビー小体の他、神経突起の一部も陽性となり、レビーニューライト(Lewy neurite)、あるいは、レビー関連ニューライト(Lewy-related  neurite)と呼ばれる。


HE染色

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ユビキチン染色

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αシヌクレイン染色

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