HOMEEBA&N Sample > 動画で観る脳脊髄の仕組み
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脳胞形成
放射状移動
微小形成不全
海馬の形成
脳の構造と機能
中心前回同定法
ギラン・モラレ三角
ギラン・モラレ三角の障害
脳の萎縮
大脳
小脳
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ハンチントン病
多系統萎縮症
パーキンソン病
歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症
マチャド・ジョセフ病
てんかん
海馬硬化
軟膜下皮質多切術
軸索の異常
指令のリレー
順行性変性
経シナプス性変性
逆行性変性
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グルモース変性
髄鞘の異常
髄鞘の発達
ランビエ絞輪
一次性脱髄
二次性髄鞘破壊
細胞の異常
アストロサイト
プルキンエ細胞
マクロファージ

体を動かす仕組み

体を動かす最初の指令を出す神経細胞はどこにあるのか?

手や足を動かしたり、口や喉を動かして声を出したりすることができるのは、手、足、口などを動かす筋肉があるためであり、その筋肉を動かす指令を出しているのは、運動神経細胞(ベッツ細胞)です。運動神経細胞(ベッツ細胞)がある場所は、大脳の中心部あたりの表面(皮質)にあり、中心前回(一次運動野)といわれるところです。

中心前回の同定法(1)

中心前回の同定法(2)

ベッツ細胞は大きい

ベッツ細胞は、動かす筋肉の場所が決まっていて、あるベッツ細胞は手を動かし、あるベッツ細胞は足を動かし、また、あるベッツ細胞は口を動かすことを担当するなど、役割が決まっています。ベッツ細胞は運動の指示を最初に出す神経細胞であり、その役割の大きさとともに、サイズも他の神経細胞に比べて大きいことが特徴です。

ベッツ細胞

ベッツ細胞からの指令を受け取る神経細胞

ベッツ細胞からは指令を伝達する神経突起(軸索)が一本出ていて、筋肉に直接指令を出す神経細胞に投射します。指令を受け取った神経細胞は、自分から出る軸索を筋肉に投射して、実際に筋肉を動かすことができます。指令を受ける神経細胞には、眼を動かす動眼神経、顔の筋肉を動かし表情を作りだす顔面神経、手足を動かす脊髄の運動神経細胞など、たくさんの運動担当神経細胞があります。

動眼神経

脊髄運動神経

運動指令の通り道

ベッツ細胞の軸索は束になって走行し、手足を動かすために脊髄前角にある神経細胞まで投射する経路(皮質脊髄路)、および、顔の部分(パーツ)を動かすため、脳幹の動眼神経核や顔面神経核まで投射する経路(皮質核路)があります。これらは、大脳レベルでは内包という所を通り下方向に進み、脳幹レベルでは、大脳脚、橋縦束、延髄錐体を下降し、脊髄では、脊髄前索、脊髄側索を下降します。

脊髄まで下降した軸索投射は、脊髄前角の神経細胞にバトンタッチし、バトンを受けた神経細胞の軸索は、脊髄から出てゆき目的に筋肉に運動指令を出し、筋肉(体の部分)が動くことになります。

運動指令の伝達路