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5)神経細胞の萎縮性変化と腫大性変化

神経細胞には様々なストレス・病態により萎縮性変化や腫大性変化を来す。急性虚血では細胞質が好酸性になり萎縮する。一見、萎縮していても細胞質が好塩基性に濃染する所見をしばしば観察するが、それはdark neuronと言われアーチファクトに類する変化であるので病的変化ではないと判断したほうがよい。感染症やその他における細胞死でミネラリゼーションを伴うこともある。

クロマチン(ニッスル小体)が崩壊する現象をアクロマジアと言い、さらに腫大した状態をballooned neuronを呼称する(皮質基底核変性症の特徴)。軸索障害によりニッスル小体が辺縁に圧迫され腫大する状態を中心性虎斑融解と言う。

神経細胞の萎縮性変化と腫大性変化