組織破壊に伴って壊れた産物をマクロファージが貪食する。脂肪成分を貪食したものを脂肪顆粒細胞、血球由来の鉄成分を貪食したものを鉄顆粒細胞(ヘモジデリン貪食細胞とも)という。神経細胞の変性・消失にともなう貪食現象を神経食現象と言う。筋萎縮性側索硬化症の大脳皮質(運動領域)のベッツ細胞でしばしば観察される。
また、特殊な状況によっては多核巨細胞となる。それには、エイズウイルスによる多核巨細胞、クラッベ病(特殊な白質ジストロフィー)のグロボイド細胞などがある。