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第57回日本神経病理学会総会学術研究会
東京都医学研 脳神経病理データベース 2015年次報告

小島利香1)3) 関絵里香1)3) 江口弘美1)3) 植木信子1)3) 八木朋子1)3) 山西常美1)3) 高松幸雄2)3)
小森隆司1)4) 新井信隆1)3)4)

1) 東京都医学総合研究所・神経病理解析室
2) 東京都医学総合研究所・研究技術開発室
3) 都医学研・脳神経病理データベース運営委員会
4) 東京都立神経病院・検査科

目的

東京都医学総合研究所・神経病理解析室は、都立病院等と連携して脳神経病理診断の精度向上への寄与を目標に掲げた活動を展開している。本解析室には、約5,000例のヒト脳神経疾患の病理標本があり、これらから高精度なホールスライドイメージング(Whole slide imaging: WSI)を作成し、専用サーバーに搭載することにより、「東京都医学研・脳神経病理データベース」を構築している。今回はWSIを用いた学習教材の新規搭載、対外的な運用状況などを中心に、2015年度の進捗を報告する。

方法

Google analyticsによりデータベースURLのアクセス解析を行い、閲覧動向を検証した。 プロフェッショナルコンテンツ中に、新たに個別テーマの共同研究者が集うコラボレーションルームをコンテンツマネジメントシステム(Contents management system:CMS)の一つであるNetCommonsを用いて作成し、その利便性をチェックした。また、同コンテンツ内にある医学部における学習ルームに、拡大・縮小して閲覧できるためのzoomify機能画像にさらに直接解説を書き込んだデータを搭載し、ユーザビリティを検証した。英語版サイトに新たに細胞病理のWSIの搭載を試みた。

結果1:Google analyticsによるアクセス解析で閲覧動向を検証(2015.1.1〜2015.12.31まで)

結果2:プロフェッショナルコンテンツの中に共同研究者とのCRを作成

結果3:医学部の遠隔実習教材の改良

結果4:英語版コンテンツの充実

Zoomifyデータ数

[日本語]
神経解剖 58点
細胞病理 85点
神経疾患 25疾患 61点
[英語]
細胞病理 93点
神経疾患 25疾患 61点

結語

神経病理教育のニーズを日常的に把握し、改善していくことが大切である。また、グループルームの作成は教育だけでなく、共同研究の進行管理などのためのツールとしても活用出来る。