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2018 夏のセミナー

クリューバー・バレラ(KB)染色法

KB染色とは?

KB染色はHE染色と違い髄鞘を可視化できることが特徴である。またニッスル小体をより明瞭に識別できる。リポフスチンは青黒く見える。

KB染色標本での髄鞘の見え方

  1. 髄鞘はLFB単体では淡いエメラルドグリーンに染まる。ところが、LFBの後にクレシルバイオレットを重ねて染めると髄鞘の色は青く明瞭になる。
  2. 髄鞘を低倍率で観察すると切断面によって色合いが異なって見える。横断面は緑色に、走行方向に沿った面は青色に染まって見える。例えば、橋の腹側部で橋縦束は緑に見え、橋横走線維は青く見える。

KB染色で見る病理構造

KB染色で検索する中枢神経系の病理構造は、神経細胞のニッスル小体の病変や髄鞘の病変などがある。アクロマジアなどニッスル小体の病変はHEで識別できるがKBのほうが見やすい。髄鞘そのものの病理変化はHEで観察は難しいため、KBで確認する必要がある。

例えば、脱髄疾患の髄鞘破壊部などである。HEではある程度髄鞘が淡明化している部分を検出できるが、KBでは明確に脱髄部を検出できる。

髄鞘の発達と染色像

髄鞘の発達の様子は髄鞘染色で確認できる。髄鞘の発達は胎児期から大人になるまで続く。特に生後2年までの間に劇的に髄鞘化が進む。