小脳のプルキンエ細胞は分子層にある籠細胞(basket cell)の軸索に取り囲まれているが、プルキンエ細胞が脱落すると、取り囲んでいる籠細胞の軸索だけが観察されて、もともとプルキンエ細胞が存在していたところが、何もない空間として白く抜けて見える(矢印)。この所見をエンプティーバスケットと呼び、プルキンエ細胞が変性し脱落した「証拠」となる。