長い軸索の束である脳梁(矢印)や上小脳脚は、頭部に外力が加わり脳が頭蓋内で激しく揺れるときに軸索が断裂し、び漫性軸索損傷と言われる。臨床的には、頭部外傷で出血や挫傷がないにもかかわらず、重篤な意識障害がある場合にび漫性軸索損傷と診断される。