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てんかん

海馬硬化

側頭葉てんかんでは海馬、扁桃体などが変性して、海馬硬化(hippocampal sclerosis; HS)と言います。HSはアンモン核硬化(Ammon's horn sclerosis)とも呼ばれることもあります。障害されやすいのは、CA1、CA3、CA4、歯状回顆粒細胞であり、神経細胞の脱落、グリオーシス、それに伴う錐体細胞層の萎縮を認める一方、CA2は比較的保たれる傾向にあり、海馬支脚はほぼ完全な正常像を保つことが特徴です。顆粒細胞層では、様々な程度の脱落を認めますが、減少があまり目立たない場合でも、層の幅は広がり神経細胞(顆粒細胞)がばらけて存在するようになり、このような現象を解離(dispersion)といい、HSの比較的初期の病理変化であると考える見方もあります。そのような現象が進んだ場合、一見、2層に分離しているように見える場合もあり、二層化(duplication)と記載されたりします。